環境教育賞

第6回 表彰活動紹介


環境委員会メンバーが
全校集会で“エコ活動”を発表
<活動名>
自然とつながろう、かかわろう。そして、コエ(声)出し、エコ活動!
<学校名>高崎市立 六郷小学校
総合的な学習の時間を利用して、「自然とつながろう、かかわろう」の活動を行っています。1年生は公園で、2年生はハナミズキ通り で植物観察、3年生は野菜の栽培、4年生はエコムーブ号で環境学習、5年生は尾瀬学校、6年生は水生生物の調査に参加しています。環境委員会では「コエ(声)出し、エコ活動!」でエコパトロールを行いながら節電節水を呼び掛けたり、グリーンカーテン作りをしています。 奉仕委員会ではペットボトルキャップを回収し、アフリカにワクチンを送る活動に参加しています。

桐生川の水辺の楽校
「水生生物をさがそう」
<活動名>
黒川と学ぶ 〜人と自然とのつながりを考えて〜

<学校名>桐生市立 菱小学校
黒川や桐生川で水生生物、魚、植物、鳥、石などの採集や観察、水質検査を行い、「見つける」活動を行っています。また、川の場所や季節による違いを「調べる」活動もしています。そして、その結果を模造紙や新聞に「まとめ」、学校・家族・地域の人に「伝えて」います。「ホタルを守る会」のホタル牧場の見学、桐生川「水辺の学校」でのつり体験、ヤマメの飼育と放流など、地域のよさを知る活動にも積極的に取り組んでいます。

「何がいるかな?」
水生生物採集の様子
<活動名>
身近な自然や生き物に目を向けて
〜桐生川とわたしたち、そして愛鳥活動〜

<学校名>桐生市立 北小学校
5学年の総合的な学習の時間では「桐生川とわたしたち」をテーマに、桐生川で遊ぶ、外部講師より自然や治水・利水を学ぶ、流域別の水生生物の採集・観察、水質検査などを実施し、「自然に触れる・課題をつかむ・追求する」を実践し、調べた結果や考えを校内・地域に発表し、自分たちにできる環境保全活動を行っています。 また、「飼育」と「放送」の各委員会では、愛鳥活動を行い、全校児童に「愛鳥だより」を発行しています。

1200mの頂上で、
ヒメギフチョウの学習をしています
<活動名>
「ふもとまでヒメギフチョウがたくさん舞う 南雲の里」を目指して
<学校名>渋川市立 南雲小学校
全校でヒメギフチョウの生態や赤城山の自然について学習会を開催、次に児童と保護者で「ヒメギフチョウに会いに行こう」と生息地のモロコシ山を訪ね、全校自然観察会を行っています。この時、6年生は4年時から育ててきたドングリの苗を植栽しています。また、父親クラブや保護団体と一緒にモロコシ山の下草刈り、チョウの通る道づくり、保護を訴える看板の設置などを行っています。

ビオトープで生き物探し(1年生)
<活動名>
城山小 地球環境守りたい(隊)
<学校名>高崎市立 城山小学校
城山小学校では、児童が地球環境に優しい生活を実践できるようにするために、@グリーンカーテン作りや花いっぱい運動、ビオトープ学習、水質・水生生物調査などの「環境保全・緑化活動」、Aエコクッキング、省エネ出前講座、動く環境教室など「省エネルギー学習」、Bペットボトルロケット打ち上げや光電池を利用した発電などの「エネルギー学習」の3つの学習を行っています。

全校生徒でマリーゴールド、
サルビアの種を
まいているところです
<活動名>
全校生徒で種から育てる植栽活動

<学校名>渋川市立 小野上中学校
環境学習の一環として、全校生徒48人全員で、種まきから育苗ポットへの移植、更にプランターや花壇への植替えを行い、学校中を四季折々の花でいっぱいにしています。また、隣接する幼稚園・小学校との3校連携で、種から育てたマリーゴールド・サルビアなどの苗を寄贈しています。卒業式や入学式には、生徒が種から育てたパンジーとチューリップの寄せ植えが式場を彩っています。

JRC委員会のアルミ缶回収活動
<活動名>
目指せ アルミ缶回収 30万缶!!

<学校名>藤岡市立 東中学校
生徒が家庭、地域住民、スーパー、市内の3高校、70事業所にアルミ缶回収への協力を呼びかけ、30万缶を目標にリサイクル運動を行っています。この運動で、生徒は資源の大切さや有効活用を学び、その収益金は福祉施設や被災地支援にもあてられています。資金の一部で花の種や土、プランター等を購入し、春には人権の花マリーゴールドを育てるなど花いっぱいの学校づくりを行っています。

PTAも協力し、
花壇を花一杯に飾りました。
<活動名>
自然豊かな赤城の麓で、生徒と家庭が力をあわせて校内美化活動
<学校名>前橋市立 富士見中学校
生徒は花壇をつくり、苗を植え、水やり・除草を行っています。琉球朝顔でつくった「緑のカーテン」は、校舎3階まで育ちました。PTAも花壇作りや整備、除草作業にボランティアとして協力しています。学校では食農体験として、サツマイモの苗の植え付けと収穫、学校菜園でのジャガイモ、タマネギ、ミニトマトの栽培なども行っています。

赤城山サクラソウ自生地での調査
<活動名>
赤城山サクラソウの保護活動
<学校名>群馬県立 勢多農林高等学校 植物バイオ研究部
サクラソウの自生地で個体数、開花株数、種子形成などについて毎年調査し、貴重なデータを蓄積、関係機関へ報告しています。 また、サクラソウの生育環境を保全するために下草刈り等を行い、種子形成に向けた実験も行っています。サクラソウの希少性緩和や自生地での盗掘防止のため、組織培養技術を活用して年間約3,000本の苗の生産を行い、その販売とともにサクラソウの保護と環境保全を呼び掛けています。

老人クラブの方々と
沼田市の花「ききょう」の植替え
<活動名>
地域の輪を繋げ!!〜利根実 コミュニティーガーデンプロジェクト〜

<学校名>群馬県立 利根実業高等学校
地域の人々が集まり交流できる場所として花壇を作るという「コミュニティーガーデン」の普及活動や説明会を行っています。地域住民や幼稚園、老人会などと草花の栽培などの交流会を行い、花を身近に感じてもらえるよう活動しています。また、竹林対策として竹材の有効的な活用方法を研究し、竹を粉砕させた「竹パウダー」を土壌に散布し、雑草を抑制する効果を確認しました。

鹿田山の環境保全作業に向かう
生徒たち
<活動名>
鹿田山の環境保全活動
<学校名>群馬県立 渡良瀬養護学校 高等部
鹿田山にある全長4.5qの「フットパス」に木材チップを敷き、地域の人々が楽しく散歩できる歩道づくりに取り組んでいます。隣接する公衆トイレの清掃、ベンチ・道案内看板・野鳥の巣箱などの製作と設置、花壇の花の植替えと草むしり、山周辺のゴミ拾いなど活動内容は盛りだくさんです。秋菜種を蒔き、春先に菜の花を見て、採種する作業活動にも参加しています。

渡良瀬川でのヤマメの稚魚放流
<活動名>
「桐高エコDo!」の実践 環境美化に努める

<学校名>群馬県立 桐生高等学校
全校ではアルミ缶を分別回収、教室には雑紙ボックスを設置して紙ゴミをリサイクル、環境委員はペットボトルを定期回収するなど省エネ・リサイクル活動を行っています。文化祭・運動会の模擬店では使い捨て食器をやめ「リユース食器・デポジット制」を採用し、来場者にゴミの削減、環境意識の向上を訴えています。また、渡良瀬川でのヤマメ稚魚放流には環境委員と有志が参加しています。

地元幼稚園児と食育活動で交流
<活動名>
地域の環境美化と農産物廃棄処分品の有効活用へのチャレンジ

<学校名>群馬県立 伊勢崎興陽高等学校
学校では独自に、また地域自治会と連携して学校周辺の清掃活動を行っています。校内の花壇整備、グリーンカーテンの設置など花いっぱい・緑化活動にも取り組んでいます。研究部では資源の有効利用として、廃棄処分しているトウモロコシの茎や葉、里芋の親芋からバイオエタノール燃料を抽出、さらにはその残渣をキノコの培養に利用するなど研究活動を行っています。