環境教育賞

第11回 表彰活動紹介


神流川クリーン作戦に取り組む様子
<活動名>
気づき 考え 行動する 私たちの環境
<学校名>高崎市立 新町第二小学校
環境美化運動では、学校の近くを流れる神流川の清掃活動を昭和63年より継続実施し、河川周辺のゴミ収集活動を行っている。また、道路愛護運動の一環として、年に5回、全校で道路などの清掃活動も行っている。リサイクル活動では、JRC委員がペットボトルのキャップやテープの巻芯の回収を全校児童に呼びかけ、毎日回収、自治体等を通じて、社会や環境に貢献する事業に寄付されている。さらにJRC委員は、節電・節水の呼びかけを行い、加えてポスターを掲示するなど、環境への意識を高めている。平成29年度に、校内に観察池とホタル池を整備し、理科や総合的な学習の時間に行う環境教育に活用している。

ボランティアの方々から説明を聞き、流水池についての学びを深めます
<活動名>
育てる、守る、つなぐ、碓東流水池

<学校名>安中市立 碓東小学校
18年前に造られ、地域ボランティアの支援で維持されている碓東流水池は本校の誇りであり、学習の場、遊びの場になっている。流水池には貴重な生物が生息しており、環境委員を中心に守り・育て・未来につなぐことを目標に保全活動や啓発、パトロール等を行っている。
各学年では、流水池の自然を活かして総合的な学習の時間をはじめ各教科の特色を生かして学習しており、自然に親しみ未来に向かって環境を守り育てようとする心情や態度を培うことを目指している。毎年6月に開催される「碓東流水池完成記念日集会」では、ボランティアや地域の方々を招いて、流水池の意義や素晴らしさを再確認する機会にしている。

プルタブ、アルミ缶回収活動の取組
<活動名>
みんなで力を合わせてリサイクル運動
<学校名>伊勢崎市立 宮郷第二小学校
家庭・地域と連携したリサイクル活動を通して、子どもたちが自ら資源を大切にしようとし、自分にできることから自発的に行動できることを目指して活動に取り組んでいる。特にプルタブ回収活動では、ボランティア委員の児童が中心となり、大きな看板や回収ボックスを設置し、全校集会や各教室に出向いて回収を呼びかけている。プルタブ800kgで車椅子1台に交換できる事業に参加、現在600kg回収、今年度中に200kg集めて車椅子と交換しようという目標を掲げて、全児童が参加している。また、アルミ缶回収活動やエコキャップ回収活動もプルタブ同様、ボランティア委員が中心となって全児童に呼びかけ回収を実施している。

牛乳パック班とペットボトル班に分かれて分別作業をそれぞれがんばっているところです
<活動名>
リサイクルをがんばろう
<学校名>群馬県立 高崎特別支援学校 小学部
自分たちが普段手にし、口にしている飲料の牛乳パックとペットボトルについて、分別してリサイクル行うことが習慣となるよう、3〜6年生が継続して活動を行っている。牛乳パックのリサイクル活動は、始めて3年目になる。1、2年生の分や事務室の職員、寄宿舎職員の分も係活動として集め、リサイクルに出せるように作業を行っている。また、ペットボトルのリサイクル活動についても今年度が3年目となる。分別作業後のペットボトルとキャップは、買い物学習の折に持参し、スーパーマーケットの回収事業に協力している。今後は機会を見て、ペットボトルの処理工場見学を行いたいと考えている。

シラネアオイの花
<活動名>
シラネアオイ復元活動

<学校名>中之条町立 六合中学校
野反湖周辺でかつて自生していたシラネアオイの群落を復元しようと、平成8年から毎年行っている。今年度で23回目を迎えた。六合中学校生徒や教職員だけでなく町職員や野反自然休養林保護管理運営協議会構成員の方々の協力を仰ぐとともに、一般ボランティアや保護者の方々にも参加を呼び掛けて活動を継続している。
主な活動内容は、シラネアオイの観察と苗掘り、植栽地の草刈り、シラネアオイの植栽で、毎年たくさんの人が参加している。

伊勢崎特別支援学校「きのこまつり」で、ドライフラワーのピンチ、セイロンベンケイソウ、アロエの苗を販売
<活動名>
8組は四中を花いっぱいにします

<学校名>伊勢崎市立 第四中学校 特別支援学級8組
種から育てた花や野菜の苗などを、学校内のプランターや花だん、畑に植え育てる活動を行っている。また収穫した種は、種類ごとに袋詰めし、次の種まきに備えるとともに、学校を訪れた方々に無料配布した。
植物の生育や、除草・清掃等の環境整備活動を通じて豊かな心を養うとともに四中の生徒や先生をはじめ、四中を訪れた人々に花や作品を楽しんでもらう環境美化活動を展開している。

花壇の花の植え替えは緑化委員が行っています
<活動名>
花づくりは、心づくり、人づくり

<学校名>高崎市立 矢中中学校
「花づくりは、心づくり、人づくり」をコンセプトに感性豊かな生徒の育成を目指して、ペチュニア栽培を開校以来34年間継続して取り組んでいます。全校生徒が一丸となり、ペチュニアの種蒔き、定植を行い、日常の水やり、除草などの当番活動に取り組むことによって、自然を愛する心や友を思いやる心などを育てています。34年間続けてきた緑化活動の意義を踏まえ、今後もPTAや地域と協力して意欲的に緑化活動に取り組んでいきます。

イノシシ侵入防護実験柵の設営
<活動名>
イノシシの生態・行動調査と侵入防護に関する
研究及び普及活動

<学校名>群馬県立 利根実業高等学校 生物資源研究部
群馬県北部の利根沼田地域では、イノシシやニホンジカなどの大型哺乳類による農業被害が深刻であり、特にイノシシによる圃場への侵入被害は18haに及ぶ。野生イノシシが生息する演習林でイノシシの生態・行動調査と侵入防護研究を行い、取得データを基に農業収益の確保を目的に、資源の有効活用として農業廃材を利用した移動と設置が容易な仮設型侵入防護柵の研究を行っている。普及活動として、研究成果を群馬県農政部等の行政機関が主催する大会・協議会や地域農家等で、発表活動と資料提供を行っている。

桃の木川の天神橋付近の水生生物調査
<活動名>
桃の木川の水質環境調査

<学校名>群馬県立 前橋工業高等学校 土木研究部
環境負荷低減、循環型社会の構築など地球環境保全に主体的に取り組み、「環境を思いやる工業技術者」の育成を目指している。課題研究の時間を使用して、生徒自らが水質調査の技術を習得し、専門的な知識と技術の深化、総合化を図っている。具体的には桃の木川橋梁10箇所の水質検査データから水環境がどのようになっているかを知り、データの変化や特徴を調べることにより、水質汚染の原因や水質回復に必要なものは何かを考え、その成果を課題研究発表会で土木科生徒全員に披露している。

ミズナラ育林現場の除伐作業
<活動名>
「労作」教育〜生活倶楽部と奉仕活動
<学校名>学校法人 白根開善学校 中等部・高等部
校内外の生活環境保全と環境教育のための学習である「労作」の授業を中心に、放課後の「生活倶楽部」諸活動と全校生徒による「奉仕活動」を実施している。「労作」では国有林地での育林活動をはじめとして清掃活動や生活環境整備を行う。放課後の「生活倶楽部」は8つのクラブ活動からなり、園芸・畑作・養鶏・自家栽培の食材を使った食品加工・地域集落の除雪や住民のお手伝い・寄贈本の整理や紹介・登山等を通して、山間僻地に建つ本校の生活そのものを楽しみながら「生活技術」を身に着ける活動をしている。さらに、二か月に1度、全校生徒が一斉に近隣集落の清掃活動に励む「奉仕活動」を実施している。

友達と協力し合って、登下校の道を毎日ゴミ拾いしました。
<活動名>
ぼくたちの学校を守ろう!
<学校名>学校法人 大出学園 支援学校 若葉高等学園
本校寮生が毎日寄宿舎から学校までの通学路(約2.5km)に落ちている空き缶や空き袋、タバコ等のゴミ拾い及びゴミの分別を実施。さらに環境保健係に所属している生徒が、「ポイ捨て禁止」を呼びかける看板を制作し、通学路のゴミの多い箇所に掲示、日々、地域の自然保護を守るための活動を実施している。また、ゴーヤの葉を使ったグリーンカーテン作りや、近隣企業と契約を結び、種から花を育て、きれいな花壇作りを目指した活動も行っている。