環境探検隊

渡良瀬川の水を通して学ぼう

「環境探検隊」とは?

 毎年70名前後の中学生が参加し、渡良瀬川の源流から下流にかけて、各探検ポイントを見学し、水を通して環境について学習するイベントです。
 平成8年に実施して以来、246校 1,219名の中学生が参加し、先生方やボランティアを含む参加者総数は1,730名(令和元年10月末現在)となっております。
群馬県内の各地区の教育委員会を通じて、参加者を順番に募集しております。

一滴の水の重み

 人間は自然を利用して生きています。だからこそ、自然とうまく付き合わなければなりません。私たちは水道の蛇口からきれいな水が出てくることを『当たり前』と思っていますが、きれいな水はきれいな川が無ければ得られません。それでは、きれいな川はどうすれば保つことができるのでしょうか?
 私たちの地元には、とてもよい教材となる「渡良瀬川」があります。渡良瀬川はかつて、足尾銅山・製錬所の事業活動でその源流の自然を破壊され、鉱毒によって汚染された川です。当時の足尾では、故意に川を汚そうとした人は誰もいませんでしたが、貴重な資源である銅を得ようとして結果的に大きな環境問題を引き起こしました。
 この探検隊は、現地に足を運ぶことによって、その歴史を振り返り、人間と自然との関わりを学ぶことを目的としています。

探検ルートのポイント

渡良瀬川源流

 バスは足尾へ向かいました。渡良瀬川の対岸に足尾の町を見下ろし、さらに製錬所の前を通り抜けると、松木渓谷の入り口にある足尾砂防ダムの前の「わたらせ川源流の碑」に着きました。本当の源流は、さらにさかのぼった皇海山(すかいさん)ですが、車が入れるのはここまでです。緑が失われ荒々しい岩が露出してしまった山肌や、そこで森林を復元するための大変な努力が行われている光景を目のあたりにして、自然の大切さを実感しました。


足尾環境学習センター

 センターでは、ビデオの視聴や展示室の見学により、足尾銅山や鉱害の歴史、そして、環境破壊がどのように起こったのかを知ることができました。また、山々の緑の復元に向けた取り組みなども学習しました。


植樹体験

 源流付近の急斜面の山に苗木と土・水・クワを持って登り、植樹をしました。一度失った森林の緑を回復することがいかに大変かを身を持って体験しました。


足尾の町

 本山(ほんざん)、間藤(まとう)の町中には、かつて日本を支えた重要な産業のひとつであった足尾銅山・製錬所やそれにかかわるさまざまな産業遺産があり、バスの車窓から眺めました。


草木ダム

 渡良瀬川の鉱毒を下流に流さず、そして水を有効に利用するために、草木ダムがつくられました。ダムの中に入り、エレベーターで下に降りることができました。下から見上げると、その大きさに驚きました。このダムは「多目的ダム」といって、洪水を防ぐ治水、発電、農業用水・工業用水・水道用水に使うなどいろいろな働きがあることを教えていただきました。


一日を終えて

 森から水が生まれ川となり、その水を私たちが生活に利用するためにダムに貯めたり浄水場できれいにするまでを探検しました。水を大切にしたり、環境を壊さないで生活するにはどうしたらよいかを考えさせられる一日でした。


やってみよう!探検隊ウルトラクイズ

環境探検隊が探検ルートについて理解を深めるために、移動するバスの中で行っている「○×クイズ」です。

ウルトラクイズに挑戦!


実施状況


第45回
令和元年10月26日(土)
[探検隊員] 沼田市立沼田中学校   3名
沼田市立沼田西中学校  2名
沼田市立薄根中学校   4名
沼田市立白沢中学校   4名
沼田市教育委員会の先生 1名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
その他財団スタッフ 3名
[参加レポート] 「第45回環境探検隊探検レポート」はこちらから(PDF 5.83MB)

第44回
令和元年9月7日(土)
[探検隊員] 高崎市立高松中学校   3名
高崎市立高南中学校   2名
高崎市立群馬南中学校  5名
高崎市教育委員会の先生 1名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
その他財団スタッフ 3名
[参加レポート] 「第44回環境探検隊探検レポート」はこちらから(PDF 6.10MB)

第43回
平成30年10月20日(土)
[探検隊員] 藤岡市立東中学校 2名/北中学校 4名
西中学校 6名
藤岡市教育委員会の先生 1名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
財団スタッフ 3名
[参加者感想] 足尾銅山と足尾製錬所が印象に残りました。足尾銅山からの有毒な物質が環境汚染を引き起こしたことが、今起こっている環境問題と同じだと思いました。小学校で足尾鉱毒事件について習いましたが、具体的な被害や影響については知らなかったので、今回 “環境探検隊” に参加して、足尾で何が起こったのかを学ぶことができました。またこのような機会があったら参加したいと思います。
(藤岡市立西中学校 1年)

第42回
平成30年9月8日(土)
[探検隊員] 前橋市立第三中学校 3名/広瀬中学校 1名
群馬大学教育学部附属中学校 1名
前橋市教育委員会の先生 1名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
財団スタッフ 3名
[参加者感想] 足尾銅山の製錬所から出る亜硫酸ガスなどによって、周囲の山の木が枯れてしまったことをバスの中で学びましたが、実際に山を見た時に、はげ山といわれる通り、木がほとんど生えていなかったので驚きました。坂道を登って、植樹の場所に着いた時、すでに植樹されて大きくなった木を見て、今自分の持っている木も足尾の森を取り戻すための一本になるのだと思いながら植樹をすることができました。
(前橋市立第三中学校 1年)

第41回
平成29年9月30日(土)
[探検隊員] みどり市立笠懸中学校 8名
笠懸南中学校 6名
大間々中学校 4名
大間々東中学校 7名
みどり市教育委員会の先生 1名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 4名 その他財団スタッフ 3名
[参加者感想] 植樹の体験をして、植樹をする人たちの大変さや、木を増やすことの大切さを学ぶことができました。植樹をする場所は、坂などが多く、石ばかりの土地で、とても植えづらく、植える時もきちんと順番でやらないといけませんでした。それに木を増やすことによって、地球温暖化を防いだり、生き物の住む場所が増えたりするので、木を増やすことは大切だなと感じました。
(笠懸南中学校 2年)

第40回
平成29年9月2日(土)
[探検隊員] 太田市立休泊中学校 4名
城西中学校 3名
太田市教育委員会の先生方 2名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 3名 その他財団スタッフ 3名
[参加者感想] 一番印象に残ったことは、渡良瀬川源流を見られたこと。自分の目で実際に見ることができたことで、より渡良瀬川源流の現状を知ることができました。今回の貴重な体験を通して、実際に体験する大切さや、自然や環境などを学ぶことができたし、大きな働きかけということはできないけれど、「意識」することができるようになったと思います。
(城西中学校 1年)

第39回
平成28年9月24日(土)
[探検隊員] 伊勢崎市立第一中学校 9名
第三中学校 5名
殖蓮中学校 5名
市内中学校の先生方 2名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 6名 その他財団スタッフ 3名
[参加者感想] 一番印象に残っているのは、植樹体験です。木や土を持ち、山を登るのは大変だったが植えた後の「今、植えた木が山の一部になる」と云う達成感が凄いと思いました。この一日凄く楽しく、環境について学ぶことができました。公害によって荒れた山々を間近でみて、人間は決してやってはいけないことを、やってしまったのだなと思いました。今回の環境探検隊で学んだことを頭に刻み、日々の生活でも環境保護を意識していきたいと思いました。
(第一中学校 2年)

第38回
平成28年9月3日(土)
[探検隊員] 館林市立第一中学校 7名/第二中学校 6名
第三中学校 5名/第四中学校 6名
多々良中学校 6名
市内中学校の先生方 6名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 6名 その他財団スタッフ 3名
[参加者感想] 私が一番印象に残っているのは、足尾での植樹体験です。足尾銅山の煙害で失ってしまった木を取り戻すためには、たくさんの時間がかかり、たくさんのお金がかかることが分かり、二度と繰り返してはならないと感じました。足尾の自然が、銅山の影響で破壊されたいうことは知っていましたが、現地は見た事がありませんでした。この体験を通じてひどく破壊されている事が分かり多くの人に見てもらうべきだと思いました。だからこの探検隊を長く続けてほしいと思いました。
(第一中学校 2年)

第37回
平成27年9月26日(土)
[探検隊員] 桐生市立中央中学校 1名/広沢中学校 2名
桜木中学校 3名/黒保根中学校 2名
市内中学校の先生方 2名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 2名 その他財団スタッフ 4名
[参加者感想] 私が一番印象に残っていることは、足尾学習センターで足尾の歴史について学んだことです。教科書で少し足尾鉱毒事件について学習していましたが、足尾銅山のことや古河市兵衛さんのことなどはよくしらなかったのでとても興味深かったです。また、この「環境探検隊」では植樹や草木ダムの内部にエレベーターで入るなど、普段なかなか出来ない貴重な体験が出来て良かったです。
(中央中学校 1年)

第36回
平成27年9月5日(土)
[探検隊員] 安中市立第一中学校 11名/第二中学校 1名
松井田東中学校 6名/松井田南中学校 7名
松井田北中学校 6名
市内中学校の先生方 2名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 5名 その他財団スタッフ 4名
[参加者感想] 今回、植樹体験や渡良瀬川、草木ダムの見学をして、改めて自然の大切さ、水の大切さが良くわかりました。そして「循環」の仕組みが良くわかりました。このような貴重な体験ができ、本当に良かったです。
(第一中学校 2年生)

第35回
平成26年9月6日(土)
[探検隊員] 藤岡市立 東中学校 5名/北中学校 5名
小野中学校 9名/西中学校 3名
中学校の先生方 5名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 5名 その他財団スタッフ 4名
[参加者感想] 足尾砂防ダム付近の景色がとても印象に残った。山々に木がはえておらず岩と草しか見えないところがあった。自然をこわすのは簡単にできるが、自然を元にもどすのは簡単ではないことがわかった。足尾銅山は私たちの生活をよくする役目を果たしてくれたが、その反面、流域の人々の生活をこわしてしまうことになった。緑豊かな環境を取りもどす活動にも協力していこうと思った。
(小野中学校 2年)

第34回
平成25年10月5日(土)
[探検隊員] 沼田市立 沼田中学校 3名/沼田南中学校 2名/沼田東中学校 10名/薄根中学校 7名/白沢中学校 2名/多那中学校 5名
市内中学校の先生方 3名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 5名 その他財団スタッフ 4名
[参加者感想] この環境探検隊に参加して、足尾の歴史のこと、ダムの働きのこと、めったにできない植樹体験、そしてあまり意識していなかった環境問題について多くのことを学ぶことができてよかったです。植樹体験では、一度失った自然をもとに戻すのには時間がかかり、いかに大変かを身をもって体験することができました。
(沼田東中学校 1年)

第33回
平成25年9月7日(土)
[探検隊員] 渋川市立 古巻中学校 15名
中学校の先生方 2名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 4名 その他財団スタッフ 4名
[参加者感想] 初めてだった植樹の体験。山の斜面で穴を掘り、苗木を植えるのはたいへんでした。山の緑を元にもどすことのたいへんさを身をもって知りました。少しづつでもみんなの努力で足尾の山々に緑が戻ってくるといいなと思います。そして、水の大切さ、山や木々の大切さについて見つめ直すよい機会になりました。
(古巻中学校 1年)

第32回
平成24年10月13日(土)
[探検隊員] 高崎市立 高松中学校 6名/中尾中学校 3名/片岡中学校 6名
市内中学校の先生方 5名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員 4名 その他財団スタッフ 5名
[参加者感想] 今回探検隊に参加して、今まで知らなかったことをたくさん勉強できたことはもちろん、普段ではできないダム探検や植樹体験をさせてもらえたのでとても良い経験になりました。今、足尾の山の森林は少ないですが、植樹によってだんだん増えてきているので、これからも続けて早く森林が復活するとよいなと思いました。
(高松中学校 2年)

第31回
平成23年9月17日(土)
[探検隊員] 前橋市立 第七中学校 2名/春日中学校 2名/桂萱中学校 3名/木瀬中学校 2名/荒砥中学校 2名/大胡中学校 2名/宮城中学校 3名/粕川中学校 3名/富士見中学校 3名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員5名他
[参加者感想] この探検隊に参加して、足尾の町の歴史のこと、植樹体験、ダムの働きのことなど、ふだん体験したり勉強していないことがいっぱい自分の中に入りました。特に今年は、台風12号の影響もあり、水のおそろしさがわかったところで、ダムの大切さや森の大切さがより深く勉強になりました。この探検隊に参加できてよかったです。(富士見中 1年 女子)
第30回
平成23年9月3日(土)
台風12号のため中止いたしました。

第29回
平成22年9月18日(土)
[探検隊員] 館林市立 第一中学校3名/第二中学校7名/第三中学校6名/第四中学校9名/多々良中学校7名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員5名
[参加者感想] 環境探検隊に参加して、植樹体験や水にかんすることを学ぶことができ、とても貴重な体験でした。とくに植樹体験なんてなかなかできない体験でした。後で考えてみると、「環境に良いことをしたんだな」と思いました。せっかく環境のことを学んだのだから、これからも少しでも自然に良いことをしようと思います。

第28回
平成22年9月4日(土)
[探検隊員] 伊勢崎市立 第一中学校3名/第二中学校2名/第三中学校3名/第四中学校3名/殖蓮中学校3名/宮郷中学校1名/赤堀中学校4名/あずま中学校5名/境北中学校2名/境西中学校2名/境南中学校2名
[指導者] 群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア] 群馬銀行行員5名
[参加者感想] 「おもしろそう」というのが、申し込んだきっかけです。実際参加して暑かったけれど、おもしろいだけでなく今まで知らなかった水や環境のことがたくさんわかり、参加できて本当によかったと思いました。あまり意識しなかった環境について、もう一度しっかり考えなおし、自分のこれからの生活に生かしたいと思います。
草木ダム
草木ダム
第27回
平成21年9月19日(土)
[探検隊員]太田市立 北中学校4名/東中学校1名/強戸中学校3名/宝泉中学校4名/城西中学校1名/尾島中学校3名/生品中学校2名
[指導者]群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]環境探検隊に参加してみて思ったことは、いままで無関心だった山への興味がわいてきました。はじめて見るダムの地下部分探検や植樹体験などたくさんのことをしました。ですが全部を学んだわけではないので、また参加して、多くのことを学びたいです。(尾島中 1年 男子)
浄水場
浄水場
第26回
平成21年9月5日(土)
[探検隊員]桐生市立 中央中学校2名/川内中学校9名/桜木中学校3名
[指導者]群馬大学 教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]水のことを中心として勉強しましたが、こんなに知らないことがたくさん知れて、とてもいい勉強になりました。いつも使っているみじかな水が、こんなふうにキレイになっていることや、下水道のことや砂防ダムのことをたくさん知ることができました。ウルトラクイズは少しマニアックな問題が出て困ったところもあったけど、勉強も楽しくできて本当によかったです。(桜木中 1年 女子)
植樹体験
植樹体験
第25回
平成20年9月20日(土)
[探検隊員]藤岡市立 東中学校9名/西中学校7名/北中学校8名/小野中学校12名/鬼石中学校4名
[指導者]群馬大学 准教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]植樹体験は大変でした。失った自然を戻すのは時間がかかって大変なんだと思いました。でも自然を取り戻したいと思う人達によって自然が元に戻っているのだなと思いました。(東中 2年 男子)
源流の碑
源流の碑
第24回
平成19年9月1日(土)
[探検隊員]安中市立第二中学校10名/安中市立第二中学校7名
[指導者]群馬大学 准教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]源流近くでは、煙害などで失った緑を再生するためにがんばっていることが良くわかった。また、その活動によって緑がすこしずつもどっていると知った。(安中一中 3年 男子)
砂防ダム
砂防ダム
第23回
平成18年9月16日(土)
[探検隊員]渋川市立 渋川中学校4名/金島中学校3名/古巻中学校11名/子持中学校2名/赤城南中学校1名/赤城北中学校2名/北橘中学校1名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]足尾銅山の歴史を知る事ができ、さらに銅を掘る事により日本で初めての鉱毒問題が起こり、緑がだんだんと減り、土砂災害がたびたび起きたことが分かった。(北橘中学校 2年 男子)
環境学習センター
環境学習センター
第22回
平成18年9月2日(土)
[探検隊員]沼田市立 沼田中学校5名/沼田南中学校11名/沼田西中学校3名/沼田束中学校4名/薄根中学校2名/白沢中学校4名/利根中学校4名/多那中学校3名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]足尾銅山がもとで、公害があった事は知っていましたが、村を捨てて、他の地に移り住むといった事は全々知りませんでした。また、公害にあっている人々を助けようとした田中正造さんは、立派な人だなと改めて思いました。人々が“便利”を求めれぱ求めるほど自然が破壊されていく…。これは今でも同じことだと思います。だから、足尾環境学習センターは印象に残っています。(沼田東中学校 1年 女子)
草木ダム
草木ダム
第21回
平成17年9月17日(土)
[探検隊員]高崎市立 中尾中学校12名/矢中中学校5名/第一中学校2名/豊岡中学校4名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]僕たちの体験場所は草木ダムでした。おどろいたのはダムの総貯水量です。なんと6,050万立方メートル(東京ドーム49杯分)もあると言うことに驚きました。
こうしたダムを増やすことによって、水害を減らすことができると思いました。(中尾中学校 1年 男子)
各施設の機能の管理について説明を聞く
各施設の機能の管理について
説明を聞く
第20回
平成17年9月3日(土)
[探検隊員]高崎市立塚沢中学校4名/高崎市立高松中学校5名/高崎市立佐野中学校5名/高崎市立大類中学校4名/高崎市立片岡中学校10名/高崎市立高南中学校1名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]浄水場にいってきた時、まず最梗に目に入ったのは沈でん池でした。水をキレイにする所であり、その水を家庭に送るところなのだそうです。家庭の水(トイレの水、風呂の水等)全てここでキレイにされ使用できるのです。沈でん池はデカくろ過数もハンパではない。何回もの検査を行って安全な水を送っている。ここが一番印象に残りました。
家庭水は常に使われています。飲み水や洗い水、皿洗いの水・・・。水はなくてはならない存在です。そのなくてはならない水をキレイにし家庭に送っているのがこの浄水場と知りました。雨水や川の水を石や砂、消毒などでキレイにし、安全な水を送っているのが浄水場なのです。僕は、浄水場のことを知りました。(片岡中学校 2年 男子)
下水を浄化し放流水にする
下水を浄化し放流水にする
第19回
平成16年9月18日(土)
[探検隊員]前橋市立 桂萱中学校4名/芳賀中学校1名/元総社中学校4名/東中学校6名/箱田中学校6名/ 南橘中学校8名/鎌倉中学校4名/木瀬中学校4名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]少しでも水を汚したりすると、浄化するのに考えられないほどの時問とコストがかかってしまうのだと感じました。これからは、水の使用を少なくし1回1回使用する分だけにして、蛇口をそのままにし続けないようにしようと思いました。(鎌倉中学校 1年 男子)
浄水化の過程を見てまわる
浄水化の過程を見てまわる
第18回
平成16年9月4日(土)
[探検隊員]前橋市立 第一中学校2名/第二中学校4名/第三中学校4名/第五中学校10名/第六中学校3名/第七中学校6名/ 広瀬中学校5名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]私達が普段、何気なく使っている水道水をあんなにもキレイにしようと努力してくれている人達がいることを知り、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
そして、これからも水を使う時は、無駄のないように、水を利用していこうと思いました。(第三中学校 1年 女子)
廃屋化した足尾製錬所
廃屋化した足尾製錬所
第17回
平成15年9月20日(土)
[探検隊員]伊勢崎市立第二中学校35名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]足尾の山は、地面がむき出しで、草が1本も生えていない部分もあって煙害と山火事でこんなにも変わってしまうんだなと思いました。また、製錬所は廃きょになっていて、今にも崩れそうでした。足尾の山々を元の状態にするためには、あと5000年以上の年月がかかり、またお金もたくさん必要とします。これ以上環境が悪くなるのを防いでまた同じ事がおこならいようにしてほしいと思いました。(第二中学校 2年 女子)
草原化した砂防ダム上流
草原化した砂防ダム上流
第16回
平成15年9月6日(土)
[探検隊員]桐生市立 東中学校2名/西中学校2名/南中学校3名/昭和中学校3名/境野中学校5名/広沢中学校3名/梅田中学校3名/相生中学校4名/川内中学校5名/桜木中学校4名/菱中学校3名
[指導者]群馬大学 助教授 西薗大実
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]足尾の山々を見て、僕は、日本にも(しかも、自分の住んでいる桐生市のすぐそばに)こんな山があったのかと思った。なぜなら、足尾の山々には、植物はなく、山肌がすべて、むきだしだからだ。今は植林が行われ、少しずつ緑が戻ってきている。だけど足尾の山をすべて植林するには、とてつもない、お金と時間がかかる。僕は、足尾の山がもとのような山に早くなればいいなあと思った。(梅田中学校 1年 男子)
満々と水をたたえている草木ダム
満々と水をたたえている
草木ダム
第15回
平成14年9月28日(土)
[探検隊員]館林市立 第一中学校8名/第二中学校8名/第三中学校5名/第四中学校8名/多々良中学校7名
[指導者]元群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]ダムでためた雨水がいろいろな働きをしている事がわかりました。洪水を防いだり、電気をおこしたり、農作物を育てたりして、ダムの働きを知りました。ほかにも飲み水、洗い水を確保する事やいろいろな働きをしている事がわかりました。雨水がこんなに役にたつとは思いませんでした。役に立つ事がわかってすごく勉強になりました。(第二中学校 女子)
緑化の過程が一望に
緑化の過程が一望に
第14回
平成14年9月7日(土)
[探検隊員]太田市立 旭中学校5名/宝泉中学校2名/北中学校3名/東中学校3名/南中学校6名/強戸中学校5名/城東中学校3名
[指導者]元群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]足尾は、昔、山火事で、山の木がほぼ全部なくなってしまい、山地が急速に荒廃してしまった。しかし、その後、森林の復活のために植林を続けて、今になった。今では動物も住んでいる。僕は、このまま作業を続けて、自然のダムを増やしてほしいと思いました。(東中学校 男子)
群銀ボランティアの説明を聞く
群銀ボランティアの説明を聞く
第13回
平成13年9月22日(土)
[探検隊員]沼田市立 沼田中学校11名/沼田南中学校7名/沼田西中学校6名/沼田東中学校5名/池田中学校4名/薄根中学校6名
[指導者]元群馬大学教授(現上武大学教授) 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]最初に足尾銅山に行って見た川は、とてもきれいでした。山に登って行くと山の緑が少しずつ減っていくような気がして、ゴツゴツした岩がたくさん出ていたのです。ダムから流れる水はきれいなのに、山の緑が不思議に少なくなりました。人間がなくしてしまった緑を沢山の人々の努力で、銅山でハゲ山になった足尾にも、少しづつ緑がもどってきたのだと思いました。この努力は大切だと思います。(沼田中学校 女子)
野口水車が大きいのにびっくり
野口水車が大きいのにびっくり
第12回
平成13年9月8日(土)
[探検隊員]安中市立 第一中学校12名/第二中学校21名
[指導者]元群馬大学教授(現上武大学教授) 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]『小平の里』の水車は、水の力で回っていたり、それでうすをついていたりして、不思議でおもしろいです。ここは、自然をいっぱい使っていました。水車の水や、外の森林や川。川の横に公園がありました。どれも自然と人間が作った物が半分半分な『小平の里』でした。ぼくは自然と人間が共生して生きていかなくてはならない事を改めて知り、これからは自然に対して気持ちを変えていかなければと思いました。(安中第一中学校 男子)
各施設の機能を管理
各施設の機能を管理
第11回
平成12年9月23日(土)
[探検隊員]藤岡市立 東中学校10名/北中学校11名/小野中学校6名/西中学校8名/南中学校1名
[指導者]元群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]ここの浄水場は、水槽が上からのぞくことができ、水がだんだんときれいになっていくのがよくわかりました。それに、各水槽を制御している部屋や薬品を保管している部屋も見せてもらい、とても印象に残りました。浄水場の仕組やその規模は、思っていたよりもすごいと思いました。(東中学校 男子)
下水処理の説明を聞く
下水処理の説明を聞く
第10回
平成12年9月9日(土)
[探検隊員]富岡市立 東中学校3名/西中学校11名/北中学校18名/南中学校8名
[指導者]元群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]地味だけど、なくてはならない仕事。そんな気がしました。なにげなく流している下水も、浄化センターがあるから、キレイになれる。浄化センターの大切さ仕事の大変さが、よくわかりました。(南中学校 女子)
ミニナイヤガラ?
ミニナイヤガラ?
第9回
平成11年9月25日(土)
[探検隊員]高崎市立 高松中学校4名/並榎中学校5名/長野郷中学校4名/塚沢中学校5名/片岡中学校5名/南八幡中学校3名/ 倉賀野中学校5名/寺尾中学校3名
[指導者]元群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]とっても勉強になったし、とても楽しかったです。渡良瀬川という名前は、はじめて聞いたけど、渡良瀬川のことを、いろいろ勉強して、渡良瀬川とは、私達の生活に、かかすことのできない川だと知りました。これからも私は、環境を守ることを、少しでもしようと思います。とても、楽しい1日でした。ありがとうございました。(南八幡中学校 女子)
下水処理の説明を聞く
下水処理の説明を聞く
第8回
平成11年9月11日(土)
[探検隊員]高崎市立 豊岡中学校5名/中尾中学校5名/大類中学校5名/佐野中学校3名/高南中学校9名/八幡中学校4名/ 矢中中学校5名
[指導者]元群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]私たちが毎日流している汚れた水を、澄んだきれいな水にするのはとても手間がかかり、大変なことだと知り驚きました。私たちが少しでも、きれいな状態で水を流すことが川や海をきれいにする、第一歩だと思いました。(矢中中学校 女子)
水車でついたお米と粉の昼食がおいしい
水車でついたお米と
粉の昼食がおいしい
第7回
平成10年11月14日(土)
[探検隊員]前橋市立 桂萱中学校4名/芳賀中学校3名/元総社中学校3名/東中学校4名/箱田中学校4名/南橘中学校4名/ 鎌倉中学校4名/木瀬中学校4名/荒砥中学校4名/群大附属中学校4名
[指導者]群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]水車は明治時代に、230円で作ったそうだ。米一俵4円で、その4円かせぐのに1か月かかったそうだ。すごい大金だ。水の力を動力にかえるだけでなく、きねを打つ力を分散したり、うすにわらの輪を入れてよくかきまざるようにしたり昔の人の知恵にびっくりした。昼食の水車でついた粉で作ったうどんはおいしかった。(南橘中学校 男子)
発電所の説明を聞く
発電所の説明を聞く
第6回
平成10年10月24日(土)
[探検隊員]前橋市立 第一中学校4名/第二中学校4名/第三中学校3名/第四中学校4名/第五中学校4名/第六中学校4名/ 第七中学校3名/春日中学校4名/広瀬中学校4名/群大附属中学校4名
[指導者]群馬大学教授 富樫裕/新井宏樹(富樫ゼミ)/前殿典子(富樫ゼミ)
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]水は水道などに水そのものとして使われるほか、水力として人間のために役立っています。渡良瀬川の水を草木ダムに貯めたりして、水を落し、その力で電気を作っています。このような発電所は5か所あるそうです。水力は、発電エネルギーの主力、環境を汚さないクリーンエネルギーとして活用されています。(第六中学校 女子)
鉱山跡を流れる川
鉱山跡を流れる川
第5回
平成9年10月11日(土)
〜第5回は「吾妻川に学ぶ」として、白根、草津方面を探検した。〜
[探検隊員]渋川市立 渋川中学校11名/渋川北中学校6名/古巻中学校5名/金島中学校10名
[指導者]群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]まず初めに行った所は、白根硫黄鉱山跡です。ここではここを流れている川の水で、酸性かアルカリ性かを調べました。僕は少しくさいので、酸性と予想していました。PH試験紙を入れると予想どおり強酸性でした。(古巻中 1年 男子)
修復する緑化事業
修復する緑化事業
第4回
平成9年8月23日(土)
[探検隊員]伊勢崎市立 第一中学校7名/第二中学校6名/第三中学校6名/第四中学校7名/殖蓮中学校7名/宮郷中学校5名
[指導者]群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]今回環境探検隊として渡良瀬川に行って、多くのことを学んで来ました。水は色々なところを旅して私達の口に入ってくることが出来るという事や、木のようなしっかりとした土台を作って生活していくことなど、私に考える機会を与えてくれたすばらしい一日でした。(殖蓮中学校 1年 女子)
源流付近で説明を聞く隊員
源流付近で説明を聞く隊員
第3回
平成8年11月23日(土)
[探検隊員]桐生市立 東中学校3名/西中学校3名/南中学校4名/北中学校3名/昭和中学校3名/境野中学校3名/桜木中学校4名/広沢中学校3名/相生中学校4名/川内中学校4名/梅田中学校3名/菱中学校4名
[指導者]群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]森は僕達人間、いや地球に住んでいるすべての生き物がその恩恵なくして生きぬくことができない生命の源なのだから、僕はそんなことで自然の素晴らしさをより一段と深められた気がした。自然とは末長いつきあいをする。いわば兄弟みたいに思えた。(桐生中 男子)
高津戸発電所
高津戸発電所
第2回
平成8年10月26日(土)
[探検隊員]太田市立 東中学校4名/西中学校2名/南中学校4名/北中学校4名/城東中学校4名/城西中学校4名/旭中学校4名/休泊中学校4名/強戸中学校3名/宝泉中学校6名/毛里田中学校3名
[指導者]群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]発電所はダムを利用した水力発電所です。なんとダムの中に入れてくれて、巨大な発電機が回っているのをみて「こんな物で、電気がおこせるのか…」と思いました。(毛里田中 2年 男子)
現在の渡良瀬川足尾ダム付近
現在の渡良瀬川足尾ダム付近
第1回
平成8年2月10日(土)
[探検隊員]館林市立 第一中学校8名/第二中学校8名/第三中学校8名/第四中学校7名/多々良中学校8名
[指導者]群馬大学教授 富樫裕
[ボランティア]群馬銀行行員5名
[参加者感想]この貴重な体験を通して、渡良瀬川からの水の大切さを学ぶことができました。蛇口をひねればきれいな水が出てくるというありがたい今の環境をより詳しく頭におき、普段の生活の中でできることを皆で実行して行かなければいけないと強く感じました。(第三中学校 2年 女子)