財団賞

第11回 表彰活動紹介

「紅葉山(里山)の40年に亘る保全活動」
甘楽町善友会(会長 丸沢秀男・甘楽町)
紅葉山保全活動
紅葉山の保全活動
 甘楽町善慶寺にある標高250mほどの紅葉山で、40年を超す息の長い活動を続けている。戦後、里山が荒廃する傾向となった為、善友会はこの紅葉山の環境整備を継続して実施している。近年では、里山管理から発生する間伐材や竹材を利用した木炭づくりや、野鳥観察、バーベキュー場設置、植樹祭の実施など活動の幅を広げてきている。
「地球環境整備とリサイクル推進の実践活動」
伊勢崎市茂呂町一丁目ごみ減量等推進会議
(会長 石原菊雄・伊勢崎市)
ゴミ収納網囲い
ゴミ収納網囲い
 約15年前「茂呂町一丁目リサイクル推進クラブ」としてメンバー13人で発足。町内2か所にリサイクルステーションを設置、古新聞、空き缶などを収集したのが始まり。町内の川の土手に桜の苗木植樹・消毒、通学路の整備等実施。リサイクル推進・・・ゴミステーションの工夫(不法投棄禁止の立て看板設置、ゴミ収納用の網囲いの設置)により、カラスの食い散らしや、強風などによる散乱が皆無になった。
「吾妻川自然遊歩道及び親水公園の環境保全活動」
新巻公民館遊歩道委員会(委員長 富沢義一・東吾妻町)
遊歩道整備
遊歩道整備
 設立平成5年。会員全世帯120戸。新巻地区遊歩道(吾妻川船渡大橋〜あづま温泉間1q)周辺は藪が深く、歩く事もままならない状況であった。
活動・・・○遊歩道の年間随時整備(15年間) ○親水公園整備 ○川原の草刈りごみ拾い ○休耕地の美化 ○風倒木の木炭化、木酢液生産 ○ホタル・メダカの保護。
「森林の公益的機能や森林環境の教育啓発を行っている」
ぐんま森林インストラクター会(会長 田中洋助・伊勢崎市)
キノコ観察会
キノコ観察会
 会員数45名。森林を通し森林の大切さや自然環境の重要さを県民に知ってもらう事を主な活動にしている。
野生のキノコ観察会、渡り鳥の観察会、登山入門と安全講習、子供樹木博士の養成、山菜観察と試食会、各種観察会の案内人派遣など幅広い活動実施。
「家庭のごみを減らそう!地球環境保全の為に 自分達で出来る事から取り組み、周りに広めていく」
板鼻グリーンネット(代表 中島良農夫・安中市)
EMぼかしづくり
EMぼかしづくり
 平成14年発足。会員数52名。
《活動理念》地球環境問題を自分達の問題として捕らえ、自分達で出来る事を実践する。
《活動概況》(1)家庭のごみ削減・・・生ごみ堆肥化、廃食用油BDF化(2)環境保全の啓蒙活動(3)地域環境美化活動など
「使用済み天ぷら油回収を通じリサイクル意識の啓発と、二酸化炭素削減目指す」
NPO法人環境リサイクルサポート(理事長 須藤浩之・玉村町)
使用済み天ぷら油回収
使用済み天ぷら油回収
 群馬県内のバイオディーゼル燃料活動の総本山的存在。群馬県内12市町村の自治体や民間活動団体、食品工場等より廃食用油を回収し、自治体の公用車、路線バスのバイオディーゼル燃料として提供している。現在廃食用油の回収1日約1000リットル。
副産物の処理・・・ペットボトル等→ボイラの燃料、排水→工場用水(洗浄水)に再利用。
ホタルと人が暮らす里づくり「ゲンジとヘイケの2種類を3か所の保護地で保護育成」
箱島ほたる保護の会(会長 内海辰男・東吾妻町)
保護地の整備
保護地の整備
 昭和50年代ホタルが激減。昭和60年、箱島湧水が日本名水百選として指定を受けた事を機会に地元有志で発足。保護地は3か所。保護地の草刈り、水路の確保、2人1組での巡視と発生数の記録など。小学生には「ホタレンジャー」学習会として、カワニナなど実体験学習実施。6〜7月の土日には全国からの観賞者で地区内が大混雑となる。