財団賞

第14回 受賞者と活動内容の紹介

【受賞者】
特定非営利活動法人 新里昆虫研究会
理事長 小池文司(桐生市)
昆虫の生息調査や自然観察などを通して子どもたちの自然体験活動を支援しています
昆虫の生息調査や自然観察などを通して子どもたちの自然体験活動を支援しています
【テーマ】
里地里山の保全整備と自然体験活動支援
【設立・事業等】
 平成11年設立、15年NPO法人化。会員114名。自然と人間の共生を基本理念に、昆虫の調査研究や身近な里地里山の保全整備等を行い、諸事業を通して子どもたちの自然体験活動を支援している。
【主な活動】
  • 活動拠点となる山林で、下草刈り・間伐・植樹等の保全整備を行う。
  • 遊休田畑を活用し、農業体験や里地里山の食文化伝承、菜種油の採油を実施
  • 昆虫(チョウやホタル)の生息調査研究、自然観察等の継続実施
  • 地元市民の協力・参加も得て、子どもたちの自然体験活動を支援
【受賞者】
菜の花プロジェクトin甘楽
代表 強矢義和(甘楽町)
毎年4月、「菜の花祭り」を開催し、資源循環をうったえています
毎年4月、「菜の花祭り」を開催し、資源循環をうったえています
【テーマ】
菜の花を咲かせて、遊休農地の解消と資源循環のまちづくり
【設立・事業等】
 平成17年設立。会員30名。甘楽町内で増え続ける遊休農地(耕作放棄地)を活用し、菜の花を植え、菜種油を採取・販売する一方、廃食油を回収しバイオディーゼル燃料として活用するなど「資源の循環」に取り組む。
【主な活動】
  • 菜の花の栽培、採油、販売・・・菜の花畑は現在25ヶ所 約3haに増加。ボランティア、子どもたちの協力で、菜種の収穫は2.6トン、搾油は約1トン。
  • 毎年4月「菜の花祭り」を開催し、500名以上が参加、資源循環の啓発の場づくり
  • 講演、中学の環境授業への協力、「菜の花通信in甘楽」発行など啓発活動
【受賞者】
元総社エコクラブ「わんぱく探検隊」

代表サポーター 城田博巳(前橋市)
子どもたちが牛池川の清掃や水質調査を行い、自然保護活動にも参加しています
子どもたちが牛池川の清掃や水質調査を行い、自然保護活動にも参加しています
【テーマ】
元総社エコクラブ「わんぱく探検隊」の環境活動
【設立・事業等】
 平成8年設立。会員は子ども45名 サポーター20名。「こどもエコクラブ」は子どもたちの自主的な環境学習の場として15年前に全国的に発足・組織したクラブ。当クラブは結成14年。月1回元総社公民館に集まり環境学習や活動を 話し合う<トレーニング>と、計画した体験活動等に取り組む<アクション>で構成。
【主な活動】
  • 地域めぐりのハイキングと清掃クリーン作戦の実施(5月)
  • 自然保護活動の実施
  • 「牛池川」の清掃と水質調査の14年間継続実施
  • 「エコ農園」野菜づくりへの取り組みと春秋2回の食育・旬の野菜料理づくり
【受賞者】
観音山丘陵の自然を守るネットワークの会

会長 石津順吉(高崎市)
カッパピア跡地で生物の生態観察など自然観察会を実施しています
カッパピア跡地で生物の生態観察など自然観察会を実施しています
【テーマ】
観音山丘陵の自然生態系の魅力と大切さを発見して守る活動
【設立・事業等】
 平成19年設立。10数年前、城山小エコクラブの支援グループとして発足。会員50名。観音山丘陵や周辺地域の自然を知り守る活動、自然保護のあり方の啓蒙、特に子どもたちの自然体験や里山の保全・再生活動にも重点をおく。
【主な活動】
  • 地域の自然に関する講習会、学習会の開催
  • カッパピア跡地での自然観察会の実施
  • 市民参加による乗附の竹林「七夕山」整備など森林整備活動の実施
  • ホームページや「自然展」への参加で、地域の自然・生き物について情報公開
【受賞者】
環境アドバイザー あずま連絡協議会

会長 増茂満(伊勢崎市)
早川の堤防に「ロウ梅」を植樹しているところ、今は大きく育ってきています
早川の堤防に「ロウ梅」を植樹しているところ、今は大きく育ってきています
【テーマ】
環境美化と生態系保存活動
【設立・事業等】
 平成10年設立。会員15名。群馬県の環境アドバイザーに応募した仲間で結成し、河川堤防へのロウ梅植樹による環境美化、食育と自然観察を目的とした体験活動を行っている。
【主な活動】
  • 河川堤防へのロウ梅植樹と維持管理・・・荒廃していた一級河川「早川」の堤防に、平成13年に200本、17年に180本を植栽し、毎年下草刈り継続
  • 環境学習を目的に遊休農地を活用し、ソバの種まきから収穫・ソバ打ちの実施
  • 稲の無農薬栽培・収穫・収穫祭の実施で、参加者が自然環境の大切さを体験
【受賞者】
特定非営利活動法人 地球温暖化防止ぐんま県民会議
理事長代行 片亀光(前橋市)
「環境森林フェスティバル」にて温暖化防止対策の普及活動を行っています
「環境森林フェスティバル」にて温暖化防止対策の普及活動を行っています
【テーマ】
「ストップ温暖化」低炭素社会の実現に向けて活動
【設立・事業等】
 平成17年設立。会員100名。県知事より群馬県地球温暖化防止活動推進センターの指定を受け、県内の地球温暖化防止の活動拠点として活動
【主な活動】
  • 県で実施する「ストップ温暖化!県民アクション」を県民に普及する活動・・・チラシ57千部を配布し、参加者約7千名の取り組み結果を分析・報告等
  • 温暖化防止の普及啓発・広報事業・・・地球温暖化防止セミナーの3回開催/420名参加、出前講座を34回開催/延べ受講者1396名、啓発パネルの貸出
  • 地球温暖化防止活動推進員の研修・・・全体・地区研修で参加者数延べ665名
【受賞者】
ヤリタナゴを守る会
会長 福田耕一(藤岡市)
毎年5月に開催する「ヤリタナゴ観察会」川の生き物を子どもたちに説明しています
毎年5月に開催する「ヤリタナゴ観察会」で川の生き物を子どもたちに説明しています
【テーマ】
藤岡市指定の天然記念物ヤリタナゴなど保護活動及び里山環境の保全
【設立・事業等】
 平成10年設立。会員20名。群馬県内で唯一残されたヤリタナゴが生息する用水路の清掃や環境づくり、また共生関係にあるマツカサガイ・ホトケドジョウを守るための啓発活動や学習会を行っている。他の地域保護団体と連携。
【主な活動】
  • ヤリタナゴの生息流域の水量監視および渇水時の緊急対応
  • 「ヤリタナゴ観察会」の開催・・・毎年5月、100名近くの子どもたちによる体験学習
  • ヤリタナゴが生息する用水路の草刈りや清掃作業の実施
  • ヤリタナゴを捕獲し、適した環境・場所に戻す移動作業の実施 など