財団賞

第15回 受賞者と活動内容の紹介

【受賞者】
ホタルの舞う自然を守る会
代表 荒井 満(長野原町)

「ホタルひっこし大作戦」で、水路の整備やカワニナの移動を行っています。
【テーマ】
ホタル生息地の保全活動を通して、地域の貴重な自然環境を伝える
【設立・事業等】
平成16年設立 会員 20名
 長野原町のゲンジボタル生息地の保全作業にあたることで、地域の貴重な自然環境を次の世代に引き渡して行くことを目的として活動に取り組んでいる。
【主な活動】
  • 新たに整備した水路にカワニナや倒木などを移動させ、ホタル生息地を創出する「ホタルひっこし大作戦」、小学生も参加し、ホタルの生態を学習
  • 土砂で埋没した水路の復旧などホタル生息地を保全するための維持管理活動
  • 生息地の除草・清掃作業など安全なホタル鑑賞のための環境整備活動
【受賞者】
特定非営利活動法人 鼻高町をきれいにする会
理事長 戸塚 実(高崎市)

“私たちの活動拠点”となつている「鼻高展望花の丘」です。
【テーマ】
人と花が創る住み良い町づくり
【設立・事業等】
 平成13年設立、19年NPO法人化。会員 80名。養蚕の衰退で放置された桑畑など荒廃農地が害虫発生や不法ゴミ投棄等で環境を悪化させたことへの改善活動としてスタート。環境保全事業を行い、住み良い町づくりを目的とする。
【主な活動】
  • 約4haの農地を活用し菜の花・コスモスなどの花を栽培、景観づくりによるまちづくりを推進。23年秋の「コスモスまつり」開催で「花まつり」は11回目
  • 「菜の花プロジェクト」の実施による環境保全、資源循環型社会構築の活動
  • 栽培・収穫の体験農園実施による子ども育成など
【受賞者】
特定非営利活動法人 渋川広域ものづくり協議会

会長 岸 邦夫(渋川市)

国道17号線中村地区の“アナベル”の植栽、草刈り、清掃は、活動の原点です。
【テーマ】
花植栽による豊かな景観づくり・まちづくり
【設立・事業等】
平成12年設立 会員 123名
 「ものづくり・人づくり・環境づくり・地域づくり」を基本に、花の植栽を通じて環境美化活動に取り組むとともに、地域交流や住みよいまちづくりを推進する。
【主な活動】
  • 平成15年、渋川市の国道にアナベル5000本を植栽、以後、年間約15回の草刈り・清掃等を行っている環境保全活動。「ゴミのポイ捨て」は大幅減少
  • 小野池あじさい公園西岸に桜の苗木100本を植栽し、毎年、フォロー活動
  • ゴーヤによる「グリーンカーテンの輪づくり」で地球温暖化防止へ取組むとともにゴーヤと地元食材コンニャクを生かした料理「ゴーコン汁」を普及する活動
【受賞者】
南橘の自然観察と環境を守る会

会長 片山満秋(前橋市)

秋の橘山観察会、たまたま冬眠準備? の「トウキョウダルマガエル」を見つけました。
【テーマ】
身近な地域の環境を守るため自然観察を行い地域に密着した活動
【設立・事業等】
平成13年設立 会員 35名
 地域の自然観察等を行い環境を大切にし、また住民の自覚を促す活動に取組む。
【主な活動】
  • 一般参加者や会員を対象に年3回、自然観察会、清掃活動を実施
  • 桃の木川・橘山などで10年間にわたり生物の生態調査、環境の実態調査、清掃活動を実施。22年「橘山自然観察ガイド」を1000部作製し、小中学校等に配布
  • 毎年度、調査研究を取りまとめ「活動報告書」を発行、研究機関等へ配布
【受賞者】
ぐんま山森自然楽校

代表 剱持雅信(前橋市)

四季を通した自然体験活動を展開。冬の赤城山でも子どもたちは元気いっぱいです。
【テーマ】
赤城山をフィールドにした自然体験活動と環境教育プログラムの展開
【設立・事業等】
 平成22年設立。会員 18名。NPO法人CCC自然・文化創造工場関東事業部の自然体験活動部門が独立する形で発足。小学生からの自然体験活動や共同生活を通し、社会性・自立心・思いやりの心等を養う機会を提供する。
【主な活動】
  • 小学生を対象とした宿泊型の自然体験活動の実施
  • 松枯れ問題を題材(気づく場)に小学4年生からの環境教育プログラムの実施
  • 中学生ボランティアリーダー(小学生の体験活動サポート役)の育成活動の実施
  • 大学生・社会人を対象とした自然体験活動等の運営指導者養成研修会の実施
【受賞者】
特定非営利活動法人 エコライフ
理事長 石関和泰(下仁田町)

地域のさまざまな自然を調査し、その素晴らしさや貴重性を体験してもらっています。
【テーマ】
地域の自然を再発見し、郷土愛を深めていこう
【設立・事業等】
 平成13年設立。会員 10名。自然環境を調べ、人と自然が触れ合える行事を提供する中で、人間と自然との関係はどのようになっているのかなどを参加者とともに考え、平和で幸福な社会を構築していくことを目的としている。
【主な活動】
  • 下仁田町平原地域を事例に、地域の自然環境調査を実施
  • 貴重な植物や生態観察など毎年テーマを選んで行う地域自然環境の学習会
  • 水生昆虫の採集やカタクリの観察など子どもたちの自然体験活動の実施
  • 地域の伝統文化(ホイロと白炭)を復活させた手もみのお茶作りなど
【受賞者】
2015年の公共交通をつくる会
会長 佐羽宏之(桐生市)

雑草に覆われていた駅周辺が、“素敵なハーブガーデンに”変わってきました。
【テーマ】
わたらせ渓谷鉄道下新田駅緑化事業 〜 雑草に覆われた地元駅を素敵なハーブガーデンに !
【設立・事業等】
 平成17年設立。会員 110名。自家用車に乗れなくとも豊かな生活が送れる地域づくりを目指し、公共交通を生かしたまちづくりに取組むため設立。地元駅を整備し、“環境に優しい鉄道”をPR
【主な活動】
  • ゴミや廃棄自転車で汚れた地元駅の清掃を月例で実施、通算60回
  • 「下新田駅緑化事業」として鉄道用地の雑草除去や花壇を造成(ハーブ園整備)
  • ハーブティーパーティーなどを開催し、市民に“環境に優しい公共交通”をPR
  • ミニトレインによる公共交通利用のPR活動(年間15回、11,000人の乗車実績)
  • クッキー販売によるわたらせ渓谷鉄道への枕木寄附など公共交通の支援事業