財団賞

第16回 受賞者と活動内容の紹介

【受賞者】
西長岡みどり保全会
会長 新井 章夫 (太田市)

ブルーギルやブラックバス
「外来魚」の駆除をしています。
【テーマ】
八王子丘陵の生態系を復元するための実践活動
【設立・事業等】
平成21年設立 会員 45名
放置され荒れ果てた桑園と、そこに住み着いたイノシシの増加で農作物等の被害も甚大化。この丘陵地帯を本来の生態系に復元したいとの思いで活動を開始
【主な活動】
  • 八王子丘陵を元の農地に復元しようと、斜面には柑橘類を、通路にはカワズ桜を植えて、「ミカンとカワズ桜の里」づくり
  • 3箇所あるため池の外来魚(ブルーギルなど)を駆除、在来魚(コイなど)を保護
  • 水辺の草取りや植栽など、古代ハスとスイレンなどの「花の池」づくり
【受賞者】
藤岡祭りエコステーション実行委員会
委員長 清水 一憲 (藤岡市)

こちらが“エコステーション”
「きれいな祭り」に大活躍です。
【テーマ】
日本一綺麗な祭りを目指して
【設立・事業等】
平成16年設立 会員 33名
ゴミの収集・分別、資源ゴミの収益金寄附、市民への環境学習機会の提供を目的に活動し、環境問題への意識向上を訴えている。
【主な活動】
  • 藤岡祭りの会場でゴミの収集・分別活動。参加者は1000人以上。平成18年からの総回収量は、アルミ缶で 228kg、スチール缶で 76kg
  • 回収した資源ゴミの収益金は、カンボジアの学校建設など国際貢献に活用
  • 環境学習会やワークショップの開催など
【受賞者】
猿ヶ京ネットワーク

代表 笛木 太弘 (みなかみ町)

一面満開の“菜の花”です。
菜の花祭りにいらしてください。
【テーマ】
街づくりと菜の花プロジェクト
【設立・事業等】
平成5年設立 会員 47名
猿ヶ京温泉地区の美しい住環境の創造を目指して、花植え、休耕田の活用など心温かい地域づくりに取り組む。
【主な活動】
  • 全戸参加による花植えや草むしりなどで「猿ヶ京花フェスタ」の開催
  • 休耕田を活用した「菜の花プロジェクト」の実施。菜の花は郷土料理に、収穫した種は搾油、旅館や家庭等で利用
  • 「菜の花まつり」を開催し、地域住民や観光客向けに「資源循環」啓発イベント
  • 旅館や一般家庭などから2ヶ月に一回、廃食油を回収。23年度実績 2,282リットル
【受賞者】
多々良沼白鳥を守る会

会長 上野 秀雄 (館林市)

年明けとともに飛来した白鳥たち
会員による給餌作業も本格化
【テーマ】
多々良沼周辺に飛来する白鳥の保護及び自然環境の保全活動
【設立・事業等】
平成4年設立 会員59名
多々良沼周辺に越冬のために飛来する白鳥の保護や沼周辺の自然環境の保全、野鳥愛護思想の普及を目的に活動。
【主な活動】
  • 白鳥が安心して越冬できる自然環境の整備(クリーン作戦)、飼料の確保と給餌などの保護活動。越冬は11月下旬〜翌3月
    中頃で、毎日2回の給餌を実施
  • 白鳥の生息状況の観察や沼周辺の巡視、生息数調査への協力
  • 「白鳥まつり」を開催し、参加者・見学者に対する野鳥保護思想の普及活動
【受賞者】
特定非営利活動法人 みさと鳴沢ドリームチーム

代表理事 牛込 佳基 (高崎市)

毎年11月には植樹祭を開催
今年は“サルスベリ”の苗木です
【テーマ】
鳴沢湖周辺での植樹と野外体験学習
【設立・事業等】
平成19年設立 会員15名
環境保全の考え方を元に、鳴沢湖周辺の自然環境保護や子どもの健全育成などを目指し、「まちづくり」を行っている。
【主な活動】
  • 地元町民・団体等により、道路周辺の除草、河川の清掃を実施
  • 地元の小学生を対象に、毎年11月、清掃と苗木の植樹祭を実施。また、環境アドバイザーを講師にネイチャーゲームを行うなど自然体験活動を実施
  • 鳴沢湖周辺で年間15回程の下草刈り、植樹したレンギョウなどの枝落しを実施
【受賞者】
特定非営利活動法人 ふるさと再生ネットワーク
代表理事 金澤 文雄 (高崎市)

竹林の整備に汗を流して
竹は炭焼にし、水の浄化に活用
【テーマ】
竹林再生と遊休農地を活用したグリーンツーリズムによる地域づくり
【設立・事業等】
平成14年活動開始 24年法人化 会員11名
吉井町岩平地区では、桑畑が耕作放棄地として山林化し、鳥獣被害が拡大。竹林や里山の整備、遊休農地の活用により、地域の
環境保全・活性化を目的に活動。
【主な活動】
  • 月1〜2回竹林の伐採、4年間で22回実施した炭焼体験、竹炭の活用による水路・ため池の浄化事業、また、桜の植樹40本や花の植栽で里山を整備
  • 田植え・稲刈り・そば栽培など遊休農地を活用したグリーンツーリズムの実践
  • 10年来、水路の草刈り、幼虫の放流などでホタルの舞う地域づくり
【受賞者】
島村ホタル・メダカの会
会長 町田 俊男 (伊勢崎市)

園児と、ホタルの幼虫の放流
6月の「ホタル祭り」が楽しみです
【テーマ】
クロメダカとホタルを守って、地域の環境保全
【設立・事業等】
平成9年設立 会員16名
在来種のクロメダカやホタルを通して、子ども達に命や自然環境を大切にする気持ちを育んでいこうと活動。
【主な活動】
  • 約3万5千匹のホタルの幼虫を育て、3月末から4月の初めに、地元の保育園児等で島北公園の池へ放流、6月には「ホタル祭り」を開催し地域交流
  • ホタルやメダカが生息できる環境づくりのため、年3〜4回川や池の清掃を実施
  • クロメダカを飼育し、地域の保育園等へ配布、育ててもらう過程で、“命”の学習