財団賞

第21回 受賞者と活動内容の紹介

【受賞者】
考楽会
会長 木村 晃 (高崎市) ※新規受賞先

町名の由来となった茶臼山城跡の保存と環境整備
【テーマ】
身近な地域の歴史研究と史跡等自然環境の保全に向けた実践活動を行う。
【設立・事業等】
平成17年4月設立 会員 17名
茶臼山城の歴史研究を通して地域の活性化を図り、史跡等の保存の為の環境保全に向けた活動を継続して行っている。
【主な活動】
  • 茶臼山城の篠、下草刈りおよび枯れ木等の整備を実施。
  • 「旧高崎自然歩道」「関東ふれあいの道」の下草刈りや道標設置を実施。
  • 城山小学校児童への茶臼山城の史跡案内を実施…平成24年以降毎年実施。
  • 茶臼山城通信を作成して、近隣の小学校・中学校・公民館に配布。
  • 地域ボランティア団体と連携して自然環境整備を実施。
【受賞者】
ぐんま自然観察指導員会
会長 青木 雅夫 (館林市) ※新規受賞先

野反湖での研修観察
【テーマ】
「いつでも どこでも だれとでも自然観察」
地域の自然観察活動を充実・振興することによる自然保護活動の推進

【設立・事業等】
昭和54年8月設立 会員 180名
会員相互の連絡・連携を図りながら地域の自然観察活動を充実・振興することにより、自然保護活動を推進する。
常に会員の資質向上を図るとともに、県民や他団体との交流も進める。
【主な活動】
  • 新たな自然観察指導員の養成…平成25年度以降、106名の指導員を養成。
  • 会員の資質向上を図る研修会の開催…県内各地で研修会を開催し、会員のスキルアップに努めている。
  • 会誌「たより」の発行…研修会・研究観察会の実施報告等、情報を共有する。
  • 会員各自のフィールドにおける観察会の開催や県内他団体への参加により、地域活動を充実・振興に努めている。
【受賞者】
環境アドバイザーあずま連絡協議会
会長 増茂 満 (伊勢崎市) ※受賞歴 14回(平成22年度)

可憐な花と香りで訪れる人々を楽しませてくれるろう梅の手入れをしている会員
【テーマ】
河川の環境美化および環境意識向上のPR活動
【設立・事業等】
平成10年4月設立 会員 97名
群馬県環境アドバイザーに応募した仲間が社会貢献の一助にとの認識で会を設立、群馬県の環境事業の協力と共に地域(旧佐波郡東村)を中心にした独自の環境活動を行う事を目的とした。
【主な活動】
  • 荒廃していた一級河川「早川」の堤防に「ロウ梅」を植樹することにより毎年数回の下草刈り・清掃を多くの住民の協力を得て行う事ができ、併せて、環境美化意識向上のPRを実施している。
  • 河川の愛護・美化活動と県や市の環境行事への参加呼びかけを継続して行っている。
【受賞者】
太田地球環境を守る会

会長 岩崎 昭之 (太田市) ※新規受賞先

金山での植樹の様子
【テーマ】
太田市・金山の森づくり他
【設立・事業等】
平成16月3月設立 会員 17名
未来の環境をよりよくするための具体的な取り組みを企画し、広く市民に呼びかけ、その活動を推進することを目的。
設立当時の会員は、太田市の環境問題を改善するための市民委員会の委員。目的に沿って、市民に呼びかけ、多くの環境改善項目の調査・実践に取り組んできた。
【主な活動】
  • 太田市の市街地に隣接する金山(里山)の森づくり。
    赤松の育樹…枯れて消えていく松林の自然林として再生。
    どんぐりから苗木を育て、金山に移植する。
  • 温暖化防止活動の一端としてグリーンカーテンの普及活動を行っている。
  • 生き物を守ることが自然保護につながることを教える「生きもの折り紙教室」を開催。
【受賞者】
南橘の自然観察と環境を守る会

会長 宗 義彦 (前橋市) ※受賞歴 15回(平成23年度)

桃の木川で、減少しつつある清流のシンボル、アオハダトンボの産卵を久しぶりに確認
【テーマ】
身近な自然環境に目を向けて、地域の自然環境を守ろう
【設立・事業等】
平成13年5月設立 会員 30名
地域の自然環境観察や学習会を通して、環境を大切にする住民の自覚を促し、地域環境を守るため、関係団体と協力して諸活動に取り組むことを目的とする。
【主な活動】
  • 年3回の自然観察会を広く呼び掛け実施している…貴重生物の調査など。
  • 河川の水質調査水生生物の調査、河川の清掃活動の実施…赤城白川・桃ノ木川。
  • 自然ガイドマップの作成…橘山・桃ノ木川・九十九山のガイドマップを作成し、地域の公共施設、観察会参加者等に配布。
  • 貴重生物の観察保護活動…アオハダトンボ・バイカモの観察保護活動を継続。
【受賞者】
特定非営利活動法人 新田環境みらいの会
理事長 西村 豊 (太田市) ※13回(平成21年度)

太田市環境フェアーで子供を対象にした「お絵かきマイバッグ創り」
【テーマ】
新田湧水群周辺の貴重植物の保全と小学生や市民の環境学習
【設立・事業等】
平成15年5月設立 会員 40名
太田市新田地域は、矢太神水源をはじめとする多くの湧水地河川などの豊かな自然に恵まれた地域。
この環境を守り育み、将来の世代に引き継いでいくことを理念に掲げ、湧水群や河川の環境保全や地球温暖化防止等、幅広い活動の実践を目的。
【主な活動】
  • 湧水地や河川等の自然環境や景観の保全活動…講演会等により自然環境の大切さを訴えるとともに、調査を定期的に行い、絶滅危惧種の確認や特定外来種駆除等の環境保全活動を実践、また湧水地のリ−フレット作成の啓発活動も行っている。
  • 3R宣言お絵かきマイバッグ創りの体験やゴミ減量などの地球温暖化防止の啓発活動も実施。
  • 地元小学校の土曜スクールで環境の講座を担当し環境教育を実施している。
【受賞者】
特定非営利活動法人 観音山丘陵調査
理事 葛生 淳一 (高崎市) ※受賞先 13回(平成12年度)

冬の観音山丘陵で、野鳥や越冬昆虫を観察
【テーマ】
観音山丘陵の野生動物生息調査
【設立・事業等】
平成20年2月設立 会員18名
観音山丘陵の身近で貴重な自然を守り、後世に引き継いでいくことを願い設立。
【主な活動】
  • 観音山丘陵一帯の哺乳類生息調査…観音山丘陵(旧高崎市)に調査ポイントを設け、赤外線カメラによる24時間体制の生息調査を実施し、調査した情報を県立自然史博物館に展示。
  • 自然観察会の実施…毎月最終日曜日に実施し、情報を収集。
  • 群馬県内の蝶・トンボの分布の調査を行ない、「群馬の昆虫生態図鑑」を出版。
  • 哺乳類生息調査エリアの拡大…榛名山や秋間丘陵での調査を開始。
  • 上野三碑のうち、調査エリア内の金井沢碑、山上碑について、動植物等の調査報告を関係団体に情報提供。